「恩送り」の卒業制作にご協力ください
東洋美術学校の生井澤 葵(なまいざわ あおい)さんが「恩送り」をテーマに卒業制作をしています。
テーマは、見知らぬ誰かに「おことば」のギフトするというもの。皆さんが紙に感謝や声援などのメッセージを書き、それを生井澤さんが心を込めて装飾やデザインしたものを、卒業制作の展示会会場でギフトします。
ぜひご協力をお願い致します。
それは、生井澤さんが高校生の時に、突然起こったエピソードがきっかけになっています。ある時、電車に乗っている生井澤さんは、突然倒れてしまいました。それを見た赤ちゃん連れのお母さんがすぐに一緒に電車を降り、お水やハンカチなどで介抱してくれ、他の男性や駅員さんも駆けつけてくれて、大事にならずに事なきを得ました。そこに居合わせた男性の方は、電車を降りたあとも、一緒に歩いて目的地まで送ってくださったそうです。助かった生井澤さんはその後、お礼もしたいし、ハンカチもお返ししたいのに、その方々はどこの誰だかわかりませんでした。
数年後、「恩送り」という言葉を知り、自分も他の誰かに恩を送っていればいつかそれが巡って、恩人の皆様へ恩が届くかもしれないということに気がついたそうです。「人は優しさや恩をギフトしあって生きている」。そんなことに気がついた生井澤さんは、日々の生活の様々なところにある感謝の念とは何なのか探しました。例えば、電車を作ってくれた人、それを運転する人、そういう人達のおかげで、自分は電車に乗れているし、有難い、と。そして、今回の卒業制作のテーマをどうしても「恩送り」にしたいと思ったそうです。
生井澤さんがやろうと思っていることはシンプルです。見知らぬ誰かに「おことば」のギフトをして、幸せや優しさのお裾分けや恩送りを広げていきたいというもの。誰でも見知らぬ誰かの恩を受け取ったことがあると思います。それを思い出し、次は、自分が「見知らぬ誰か」になって、ご縁がある人のためにメッセージを書いて欲しいのです。
そのメッセージを生井澤さんがスキャンで取り込み、素敵にデザインしたものを、装飾された筒に入れて、卒業制作の展示会会場でギフトします。誰が持っていくかわかりませんが、きっと心がこもったメッセージはその方の胸に響くことと思います。
1.カテゴリからメッセージのテーマを選んでください
→「感謝」「お祝い」「声援」「ねぎらい」「その他いろいろ」
2.選んだテーマで、A4を半分にした白い紙(A5)に、黒ペンか筆ペンを使い、自由にメッセージを書いてください。タテ・ヨコは自由で、記名はしなくてもいいです。
3.書いたものをスキャンか、写メ(スキャンアプリなどを使うと綺麗です)をして、下記までお送りください。
★送り先→ 募集は終了いたしました。
※締め切りは、2015年1月31日(土)24:00までにお願いします
送る際に、「感謝」「お祝い」などカテゴリも教えてください。
お問い合わせもお気軽にこちらまでどうぞ!
コンセプトが若干難しいので、メッセージの集まりが悪いそうです。書いてくださる方は、複数メッセージを書いてくださるのも歓迎です。ぜひご協力をお願いいたします。
また、卒業制作の展示会の模様なども終了後にレポートしたいと思っています。
これを読んでくださってる方々も、何かのご縁があってとのことだと思います。
ぜひ見ず知らずの誰かのことを思ってみてください。いつもの通勤電車の隣の席にいる人、いつものスーパーのレジの人……などなど
見ず知らずの他者を気遣うことで、見える世界は変わるかもしれません。
そして、ご協力くださいました皆様、いつも支えてくださってる皆様、ギフト経済ラボの皆様に感謝いたします。
ナマイザワ
ギフト経済ラボが運営する「カルマキッチン」や映画 「Money&Life」の上映会などのイベント情報はギフト経済ラボ もしくは カルマキッチンの Facebook ページを確認願います。