人が「優しさ」でつながり、心を育てる『ギフトカフェ(仮)』
一人ひとりは、かけがえのない存在で、誰しもが「優しさ」を持っている。
そんな実験の場です
ことの始まりは、カルマキッチンをやった後の振り返りで一つ構想ができました。
「ギフトカフェ(仮)」というものです。
このカフェは、「インキュベーション+コミュニティカフェ」という感じで、子どもから、近所の主婦やお年寄り、そして、働くフリーランスや起業家、会社員などが集い対話をすることにより、繋がりがうまれ、個人や社会の課題が解決したり、アイデアが創発され新たなコラボレーションやイノベーションが生まれるものをイメージしています。
そこは「優しさ」で成り立つ場所なので、子どもなどにはチャージすることなく、お金がある人はお金で、動ける人はボランティアで、子どもは笑顔で、という感じで、優しさの持ち寄りで運営できるようにしていきたいと思っています。
例えば、カフェの内装もできれば大工さんや社会人など共感してくれる人と一緒に作りたくて、木材なども、ご縁のある山林の間伐材で作ったり、お金の一部をクラウドファンディングで集めたり、無農薬野菜やお米は、自分の妹(自給自足しています)や繋がりから提供してもらったり、料理研究家の先生に料理メニュー開発してもらったり、観葉植物を育てて、増やし、来た方に里子として持って帰ってもらったりと、いろいろアイデアがあります。
関わった人のエネルギーの蓄積が場の持つパワーになると思っています。
ですから、プロセス、手作り、関わり方には、こだわっていきたいと思っています。
きっとこの実験が日本全体に大きなメッセージを伝えられると信じています。 そんなことを仲間と夢を見ながら、ギフト経済ラボをスタートさせました。
ギフトカフェにあるモノ、いる人、全てがギフトです。
ここで働く人も全てボランティア、飲み物なども誰かのギフトなので、お客さんは代金を支払う義務がありません。
一人ひとりが、自分のできること、やりたいことで貢献。無理なく、優しさを渡しあい与えあうことで成り立つカフェなのです。また、優しさを感じた人が、他の人に優しさを送る、循環させる場でもあります。
「カルマキッチンの常設版」というとイメージしやすいかもしれません。
通常あまり交わらない多様な人々が対話する場
※現在はギフトカフェを作っている地域の商店街とも繋がりました。これから地域の人とも一緒につくっていきます。
たくさんの出会いと感動の中から、
・自分の大切にしている価値観や自分らしさ
・必要とされ貢献できる自己効力感
・繋がりからの創発とコラボレーション
・社会課題を解決するイノベーションアイデア
が生まれ、育まれます
●フリーランスデザイナー3年目の女性29歳
コワーキングで仕事をしていたが、一人でやっていることに孤独を感じていた。
そんな時、友達からギフトカフェについて聞いてやってきた。コーヒーを飲んでいると、「デザインできる人いませんか~?」と困った感じの声が聞こえてきた。「はいっ」とすぐ近くにいたお客さんがささっとラフデザインを書いてあげ、「ありがとう」と感謝をされていた。
無償でデザインをやっているのが不思議だったので、聞いてみると、このコーヒー代も支払う義務がないことを聞きびっくりした。
次に来たときに、デザイナーを探している人がいたので、頑張って手を挙げてみた。やってみたら、感謝されて、それが嬉しくて、繰り返しお手伝いするようになった。
ある時、仕事のアイデアが出なくて困っていた。カフェにいたおじさんと高校生がいろいろアイデアをくれて、チラシのラフ案がその場でできた。「お返ししたい」と言ったら、「恩送りですから」と言われて、満たされた気持ちになった。「仕事も順調になったし、できることをしていて今、幸せです♪」
素晴らしいことに、最近場所が借りられていました。
※現在は借りる期間が終了しています。
目白駅、雑司ヶ谷駅から徒歩7分の道路に面した建物の一階です。
スペースとしては、30人くらいなら余裕で入る広さはあります。
そんな素晴らしい場所を、カラオケ「パセラ」でも有名な株式会社ニュートンさんがCSRとして、なんと【ギフト(無償)】で貸してくれました。しかも、電気光熱費もニュートンさんのギフトです。
ギフトのパワー、ギフトの輪がどんどん広がっていて、本当に嬉しく思います。
※現在は写真の状態から、ソファや椅子、机などを手作りしたり、ギフトしてもらい、少し居心地がよい場所になってきました。しかし、カフェっぽい雰囲気になるまではまだ時間がかかりそうです(笑)
↑ギフトカフェの掃除の様子の映像です(約1分)
ギフト経済ラボが運営する「カルマキッチン」や映画 「Money&Life」の上映会などのイベント情報はギフト経済ラボ もしくは カルマキッチンの Facebook ページを確認願います。